すずめの旅

旅した記録

【20車線の道路】ミャンマーネピドーへ行ってきた

ネピドー

って一体なんなんや。。。

 

ミャンマーは今色々と混乱が生じている。

その混乱が起きる前に僕はミャンマーの首都ネピドーへ訪れた。

 

 

普通こんなところに行く観光客はいない。

世界一首都ぽっくない首都なのかもしれない。

ミャンマーに来たからには、行かなくてはならない。

 

そんな使命感が僕をネピドーへ向かわせた。

 

ミャンマー人にとってのネピドー

ミャンマーで一番発展している街はヤンゴンだろう。

ヤンゴンは昔は首都として機能していた。

それが2006年を境にヤンゴンからネピドーへ首都が移転された。

 

怪しすぎる。

これはなにかがあるに違いない。

 

僕は滞在していたホステルのスタッフにネピドーのことを聞いてみた。

しかし、彼らは微妙な表情をした。

そして行ったことがあるかと聞くと、笑いながら、あるわけ無いやん!みたな感じで答えた。

 

これはミャンマーのタブーに違いない。

翌日、僕はネピドーに向けて出発した。

 

誰も降りないネピドー

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ネピドー到着

ネピドーに到着した。

こんなでっかいバスで降りるのは自分ひとりだけ。

ミャンマー人はネピドーには来ない!

僕は予約していたネピドーで一番安い1泊3000円のホテルの前に降ろされ、バスは走り去った。

ここには観光客がいないからドミトリーなんて存在しない。

なんだか不安になってきた!

 

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ネピドー最安ホテル

宿はこんな感じで、リゾート感。

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そして敷地はとにかくバカ広い。

 

世界中の首都では日々、限りある土地を取り合い、高層なビルを建てることに必死になっている。

しかし、ネピドーは違う。

壮大な田園地帯に突如として首都が出来上がる。

 

そこでは、人間同士のいざこざも、米騒動も、デモも、文化も生まれてこない。

広すぎる空っぽのパークにどのような遊具を入れていくことのみが考えられるのである。

 

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誤解をしないでほしい。

僕はこの旅は一人で来ているし、夜誰かを連れ込もうとしているわけではない。

 

毎日のドミトリーでの生活は他人の目を気にするし、多少の気を張ったまま過ごさねばならない。しかしそれも慣れてしまえば、居心地がいいものだ。

 

今、僕の目の前には、ダブルベッドに2セットのタオルが用意されている。

この何もない田園地帯に置かれたようなリゾート風ホテルで、夜、僕は一体何を考えればいいというのだ!

 

当時の記憶を思い出してみても、ネピドーとは、空白、広大、田園、何もない、

それはまるで出来損ないのメレンゲのような無味無臭で密度のないものとして存在し続けている。

 

移動

ネピドーの移動手段は絶望的だ。

人がいないところにはバイタクのオッチャンの逆引きも、バスも、タクシーもない。

 

タクシーは呼ぶことができるが、バカ高い。それに、水を買いに行くためだけにタクシーなんて呼んでられない。

なのでホテルでバイクをレンタルするしか選択肢はない。

 

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ホテルのバイクレンタルは30分ごとに料金が加算される意地汚いシステムだ。

そういえば、ホテルの従業員の目もなんだか汚らしい目をしていたな。

 

違和感アリアリのこの土地で、僕はもうすでにここから離れたいと思うようになっていた。

 

ネピドー散策

とりあえずマーケットに向かった。

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ネピドーのマーケット

これが、、、マーケット

f:id:musounomado:20210718210510j:plain賑わいがない!

東南アジアのマーケットっていったらもっとこう、、、汗じみた、、、民衆の生の活力みたいな雰囲気があるよね?

それがネピドーにはいっさいない!

 

マーケットでの収穫は0だった。

次に僕はネピドーの一番の見どころである20車線道路に向かった。

 

20車線の道路

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ネピドーの道路

大臣「首都において最も問題なのは、増えすぎた交通渋滞をどう改善するかであります。」

 

官僚「しかし、大臣!ネピドーではその心配は全くありません。なぜなら交通渋滞を引き起こす人がいないのですから。」

大臣「グッドアイデアだ!」

 

 

ネピドーでは都市問題など起こるはずがないのだ。

ネピドーにあるのは空とバカでかい道路だけなのだ。

 

それではご覧いただこう。こちらがネピドーが誇る20車線道路だ。

 

バン!

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20車線道路

 

なんということでしょう!

見渡す限り壮大に広がる、、、、道路、、、、、、

 

振り返ると、、、

 

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、、道路。

 

そして最後に、、

 

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記念撮影

一緒に記念撮影!

 

生まれて25年間で初めて道路と一緒に記念撮影。

 

こんなことをしていると、銃を持った軍に取り締まられそうになった。

ここは軍事政権がつくった街だということをわすれてはいけない。

 

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ネピドーのウッパタサンティ・パゴダ

ヤンゴンにあるホンマもんのパゴダのレプリカが、ネピドーに作られてある。

 

ミャンマー人はどこにもいない。。

 

これがミャンマーの首都ネピドーの姿なのだ。